笠形山 (偏妙の滝〜神崎コース) 

笠の丸より見る山頂
◆【山行日時】 2001年2月17日  晴れ時々くもり
◆【コース・タイム】

グリーンエコー・笠形、駐車場=20分=扁妙の滝=15分=滝見台

=20分=5合目=40分=市川コース・合流点=15分=笠形山山頂

=35分=5合目=25分=駐車場

◆【正味歩行時間】 2時間50分

◆【詳細】


グリーン・エコー笠形の総合案内所で手続きを済ませ駐車場へ。

今回は、本来の登山道を登らず、扁妙の滝を見てから登山道に合流して頂上を目指すことにする。
と言うのも、高さ65bのこの滝も、例年大寒の頃には結氷し、地元新聞にも毎年のようにとりあげらられているので、一度はその様子を見てみたいと思っていたのだ。

しかし、実際、滝を見上げる場所に着いてみると、さすがに立春を過ぎると少し春めいているのか、水しぶきもあがって完全結氷と言うわけには行かない様子だ。

このところ冷え込みは厳しかっただけに、それを期待していたが少し残念。それでも確かに一見の価値はある。
扁妙の滝
いよいよ、ここから登山道へ・・と思いショートカットの道を進もうとするが、昨日降った雪のせいもあり、その道がよくわからない。

来た道を戻り本来の道を登り直そうか、どうしようか思案していると、以前このルートで登ったことがあるという神戸からの6人パーティーの方が先導して下さり、時間的にはもちろんのこと、その途中にある滝見台から遍妙滝の全容を見る事が出来、とても助かり、いい思いをした。

滝見台からこの滝を見ると、先ほどは見えていなかった滝全体が見え、実は二段になって流れ落ちること、上段は結氷していないことがよくわかる。

ここから完全結氷した姿を見ると、さぞ見栄えがするだろう。
扁妙の滝全景
(滝見台より)
滝見台をあとにすると、ここで初めて登山道と合流する。

先ほどの急な登りに較べると勾配もゆるく、昨日降った雪も気にせず歩けるいい道だ。雑木林の中の道を進んで行くと立派な東屋の建つ5合目に着く。
5合目(復路)
直ぐ下の小さな沢を渡りなおも進んでいくと目に見えて雪の量が増えてきた。

6合目手前からは植林帯の中の急な上り坂となり、ここでアイゼン装着。なおもしばらくは急傾斜が続くがアイゼンを利かせて快調に進む。

再び雑木林となり7合目、8合目の標識を通過し9合目の標識までに市川町からのコース(詳細はこちら)と合流して尾根に出る。
尾根道の最後の急登を上りきると笠形山山頂だ。

頂上からは直ぐ北に雪をかぶった千ガ峰がひときわ大きく、南西には特徴のある形をした夢前町の播磨富士、明神山
北西方面には白く化粧した播但国境の山々(詳細はこちら)も見える。
笠形山山頂より千ガ峰
夢前の播磨富士
明神山
播但国境の千町ガ峰(左)
と段ガ峰、フトウガ峰(右)
あいにく、氷ノ山や六甲連山、播磨灘までは見えなかったが、まずまずの光景だ。

昼食後、1時間以上ここに居た。
名残惜しいが下山にかかることにする。登ってきた道を分岐まで戻り、再び尾根から外れ沢沿いに下って行く。
神崎コース下山路分岐点
5合目でアイゼンを外し、滝見台の分岐を過ぎ、なおも下って行くとコテージの裏に出た。

駐車場は直ぐそこだ。総合案内所へ下山の報告をして家路に着いた。
◆【ワン・ポイント・アドバイス】

扁妙の滝から登山道へのショートカットの道は降雪後、踏み後がないと、わかりにくい。

右岸の小さな沢を進むと、やがてロープが現れ直登して尾根に出る。

左へ行くと滝見台の立派な休憩所がある。
右へ行ってもやがて登山道と合流できる。

ロープの個所は要注意。

グリーン・エコー笠形については、こちら


市川町からのコース・データを見る

八千代町からのコース・データを見る

達磨ガ峰〜フトウが峰〜段ガ峰のコース・データを見る
◆【笠形山の画像一覧はこちら


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